大相撲の歴史と未来

大相撲の歴史 谷町

谷町とは大相撲の隠語で、ひいきにしてくれる客、後援者という意味です。しかし、大相撲の長い歴史において谷町は、ただの精神的ごひいきではなく、多額の金銭をもって力士を支える役割を担ってきました。

ひいきの部屋の力士たちを食事に連れて行けば何十万という費用が1回でもかかってしまうので、それが出来る、相当余裕のある資産家が担います。場所が始まる前にはチケットの大量購入をして客集めをし、様々なトラブルにも介入してその処理もするという、まさに世話役です。

しかし、最近では大相撲人気も大変高まってきており、内部を風通し良くするためにも、開かれた角界になってきており、その役割も変化しつつあります。明治の初めころに大阪の谷町に住む医者が、診てもらいに来た力士から治療費を受け取らなかったという話から後援者をそう呼ぶようになったというのが有名な話です。

現在では多くの人が大相撲を支えるべく、公式アプリがあり、無料でもたくさんの情報が得られますが、月500円の有料会員になれば、より多くの大相撲情報を得られるという特典が与えられます。

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