大相撲の番付の意味 歴史
日本の国技である大相撲は1,500年以上の歴史を持つ世界に誇るスポーツです。昔はその年の農作物の収穫を占う儀式で毎年行われてきました。後に宮廷の行事となり300年続いていきます。鎌倉時代から戦国時代には、武士の間で心身を鍛える要素や戦いの為のものとなり、各地より力士を集め上覧相撲の催しが行われる様になります。江戸時代には相撲を職業とする人が現れ全国で歓進相撲が行われるようになります。その事で、歌舞伎と並んで相撲は庶民の娯楽の要素として根付いていきます。
古来から独特の文化や制度を受け継いで現在に至っており、その中でも力士の格付けを表す番付は特別なものです。
大相撲の番付は全部で10種類で、横綱を筆頭に大関・関脇・小結・前頭・十両・幕下・三段目・序二段・序ノ口となり関取と呼ばれる地位は、十両以上の力士を示します。番付表は、次の場所が始まる前に1人の行司によって、一人一人の力士の名前が相撲字と呼ばれる独特の書体で書かれます。